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メルセデスベンツ GLC 300 4MATIC 2019 レビュー。

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普通の車。

 

ベンツは昔から高級車の代名詞である。

ベンツに限らずだが、今では車両価格はどんどん高くなり、このGLCも乗り出し900万円近い価格だ。車が高すぎるのか、お金の価値が下がっているのか。

確かにいろんな機能は増えているが、正直なところ価格に転嫁された部分が”欲しい!”にはつながっていないというのが実感だ。

 

 

 

クルマに何を求めるかは人それぞれ

最近では電動化への流れもあり、以前のコンピューターを搭載したクルマから走るコンピューターへと姿を変えつつある。ダウンサイジングターボも各社どんどん取り入れている。昔はこのサイズの車を動かすのであれば3000ccや4000ccの排気量は通常だった。

それが僅か半分で走るようになったのだから大したものだ。

アウディのQ7サイズの車も2000ccで動くのだから恐れ入る。

しかし、お値段も昔の比ではない。

 

10年も乗ればタダ同然になってしまう車に1000万円近くも払うのは我々庶民には勇気がいる。価値が残る車もあるので、どうせ買うのであればその方がいいとは思うのだが価値観は人それぞれだ。

 

車離れも何も、そもそもの金額が”頑張っていつか買おう”とすら思えない領域に入っている気がしている。

自動車は快適で便利ではあるが、正直昨今の自動車は高すぎると思う。
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GLC 300 4MATIC


 全長:4,670mm

 全幅:1,890mm

 全高:1,645mm


トランスミッション:電子制御9速A/T

 エンジン:DOHC 直列4気筒 ターボチャージャー付

 
 総排気量:1,991cc

 最高出力:190kW(258PS)

 最大トルク:370Nm(37.7kgm)

走行燃費 WLTCモード
10.7km/l*

 
 メーカー希望小売価格(税込):¥7,750,000

 

見た目はすっきりとしていて好感が持てる。インテリアも卒なくまとまっている。

乗り込んでみると囲われ感がある。事故時の安全性は高そうだ。
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スピードメーターはデジタル。ハンドルのスイッチ類も隙間が国産車のように広くなく、ピッタリと合っているところに高品質さを感じる。ドイツ車でもBMWは結構隙間が大きい。
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街中走行

エンジンをかけると遠くの方で音がする程度で車内は静か。

GLC300の300は3000cc相当のパワーという事らしい。

SUVなので見通しは良く運転しやすい。横幅はギリギリ1900mm以内に収まっているとはいえ、小さくはないので狭い場所では気を使う。

特に運転が得意でない女性が運転する場合は慣れるまで大変かも。

 

街中をのんびり走ってみる。

足はスポーティーさを感じるほんのり硬め。フワフワではない。

コツコツと車内に伝えてくるし、アイドリング時には4気筒エンジンの微振動も感じる。

 

スポーツ寄りSUVテイストである。

充分静かだが、フワフワの足回りでラグジュアリーに走るという車ではない。

 

エンジンは下から力があり、ほとんどアクセルを踏み込まなくてもグイグイと車体を前に押し出す。これは楽。

加速チェック

スポーツモードに入れ、パドルを使って開けた道で加速力をチェックした。

9速のトルコンATだが、高回転時のシフトチェンジはスパンと決まりスムーズ。DCTのように切り替わる。

そして高回転になるにつれアクセルレスポンスも鋭くなり、必要十分な速さだ。むしろ、258馬力から想像してた加速力よりも力強いものだった。

 

急加速が欲しい時にも日常的な範囲であれば全く問題はない動力性能。

そしてスポーツモードに入れると足回りが少し硬くなるが、非スポーツモード時と大きくは変わらない。快適。

総評

高級車の代名詞であるメルセデスベンツの最新のSUV

速くて静かで快適だ。

 

しかしなんだろう。

 

欲しいとかもう一度乗りたいとか、、、そういった感情が全く出てこない。

悪いところはコレと言ってないけれど、ここが良い!というところもなかった。

 

GLC300は特筆するべきことのない775万円の普通の車だった。
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