のぶろぐ13。

毎日が夏休みの人生。

フィアット 500 ツインエアー ポップ 2019 レビュー。

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出来の悪い子ほどかわいい。

 

子犬とか子猫が仲間だ。

子犬や子猫はキャンキャンにゃんにゃん騒いで走り回るし、粗相もする。でも、見てるだけで愛らしいし心が温かくなる。フィアットの500はそんな車だ。生き物ならまだしも、車に対してこんな気持ちになるとは驚きである。

 

 

 

こんなに変わらない車もなかなかないだろう。

あえて変えていないのかもしれないし、会社の経済的な理由かもしれないし。

この車はずっと変わらずFIAT500だ。歳を経て全然違う車になっていない。それは見た目は勿論だが、中身の性能も含めて、、、。
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FIAT 500 twinair pop

全長(mm)3,570
全幅(mm)1,625
全高(mm)1,515
ホイールベース(mm)
2,300
車両重量(kg)1,010
乗車定員(名)4

 

エンジン

直列2気筒8バルブ マルチエア インタークーラー付ターボ

排気量 875cc

最高出力85ps/ 5,500rpm
ECOスイッチON時: 77ps/ 5,500rpm

最大トルク14.8kgm/ 1,900rpm
ECOスイッチON時:10.2kgm/ 2,000rpm

241万円

 

外装は白で内装も白。シートの模様もそのままスカートやストールのデザインに使えそうな女性的なデザイン。全体的におもちゃっぽい。ドアはドイツ的重厚感とは無縁で、パカパカと動く。

開いて放っておくといつの間にか閉まっている。(半ドアで)

 

後ろも狭く、乗れないことはないが身長170以上あると頭が当たるかも。長時間はキツイ。アウディA1の3ドアの後席よりはよっぽど良いが。
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とにかくデザインが素敵。

エクステリアもインテリアも。可愛いを前面に出したセンスある配色。さすがイタリア。
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後席の足元。

助手席は普通にベストポジションに合わせて座った状態。
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ここにグーを入れてみるとこんな感じ。

足元よりも頭が当たる。俺は身長172cm。
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市街地走行

エンジンを動かす。

カラカラと空冷っぽい、何とも昔っぽいエンジン音が聞こえる。車内の静粛性は低く、メカニカルノイズも外の音も入ってくる。

そして、アイドリング時の振動も結構ある。2気筒だし仕方ないかもしれない。

 

クリープ現象のないマニュアルベースのAT。

これはワーゲンのup!と同様、マニュアルに理解がある人が乗ればなんてことない。

しかし、国産車やよくできた"通常の"ATから乗り換えると面食らうだろう。

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オートモードで走行時の変速は、車体が前後に揺れる。

免許取り立ての人のMT車の運転に乗っているようだ。

 

それなので、おそらくここら辺でギアが変わるだろうと、アクセルを離してあげる。そうするとショックがなく、滑らかにつながる。

 

いっその事、マニュアルモードにし任意で変速するたびにアクセルを離してあげる方が自分のリズムで走れるので良い。

 

シートが高く、高いところから見下ろすスタイルで運転するので視界は良い。

サスは振動をよく伝えてくれるので、前席は勿論後席も路面が悪いところは結構揺れる。

 

加速チェック

開けている道で加速チェックをする。

エンジンは875ccの85ps。速いわけがないが、これが意外と軽快に加速する。

よくある国産車のように『おっそ!!!』って、ぶっ倒れることもない、日常の足車とすれば十分な走り。車体の軽さが効いているのだろう。

そしてブレーキも十分な制動力。

総評

可愛い見た目でクラシカルな走り。

2019年の車に乗っているのに、すごく昔の車に乗っているような気持ちになる。

先進性を売りにしている車なら大問題だが、このFIAT500はこれでいいのだ。

小さなこんな車が、小さな875ccのエンジンでトコトコ走る。

何とも愛らしい。

 

この車の事が好きだったり、このトランスミッションに理解がないと長く保有するのは難しいかもしれないが、そこが乗り越えられればずーっと長い間、大切な相棒になってくれること間違いなしの車である。

俺は大好きだ。
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