小さい暴れん坊。
先日乗ったスイフトのスポーツバージョン。
ベースのスイフトも素晴らしいコストパフォーマンスで、150万円くらいまでの予算で新車を探すのであれば候補の筆頭に上がるような自動車だった。
そんなスイフトのスポーツ版だが、ベースのスイフトでも相当良かったので期待できる。
スイフトのレビューはこちら。
最近国産車にも乗らせてもらう機会が増え、結構性能差があるなと思う。
個人的に総合ではダントツでマツダがトップ。デザイン、走行性能、コストパフォーマンスしかり、国産車でズバ抜けている。
その後にスバルが続くが、スズキも全然負けてない。むしろ、ここ最近スズキが個人的に国産2番手な感じがする。まだ乗ったこと無い車もたくさんあるけれど、この辺は相当の輸入車好き目線で見ても良い部類に入る。(良い部類に入らない車もあるが)
自動車はエコカー全盛の時代ではあるが、スポーツカーは必要だ。
国民ほとんど全員が携帯電話を所有している。それなのに、いまだに高級腕時計はなくならない。
時間がずれたって、メンテに手間がかかったっていいのだ。
生活には必要が無くたって、いつかは乗りたいと憧れる車をメーカーには創り続けて欲しい。
スズキ・スイフトスポーツ
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=3890×1735×1500mm
ホイールベース:2450mm
車重:970kg
駆動方式:FF
エンジン:1.4リッター直4 DOHC 16バルブ ターボ
トランスミッション:6AT
最高出力:140ps(103kW)/5500rpm
最大トルク:230Nm(23.4kgm)/2500-3500rpm
タイヤ:(前)195/45R17 81W/(後)195/45R17 81W
燃費:16.4km/リッター(JC08モード)
価格:190万6200円
さて目の前にあるスイフトスポーツ。
970kgという1tを切る車両重量に140psを搾り出すエンジンが搭載される。
そして随分デザインは良くなった。スッキリとしている。車内もシンプルにまとまっていて良い。
見やすいメーターとマルチファンクションハンドル。
後席の足元も車体サイズを考えれば充分広い。
後席のドアノブは日産ジュークのように上にあるため、サイドのシルエットが良くなった。
エンジンをかけて動かす。
今回乗るスイフトは6AT。
視界は良く、周りは見やすい。ドライブモードで動かすが、驚いたのは低速からのトルク感。わずか1400ccしかないとは思えないほど、車を前へ前へ押し出す。
これは良い。
ギアもトントンとシフトアップしながらストレス無く加速していくので、運転していて気分がいい。ブレーキも普通に効く。
サスは硬めで車内には結構ゴツゴツと衝撃が来る。
別にだからどうということはないが、やはりスポーツに重点を置いた作りになっているようだ。
加速性能
街中での試乗だったのでそこまで踏み込むことは出来ないが、前が開いた時にマニュアルモードで何度か強めに踏み込んでみた。
とにかく軽さなのか、低回転からグイグイ加速していく。パドルを使い、高回転まで引っ張りシフトアップしようとすると唐突に車体が大きく揺れ、強制的に次のギアにシフトアップされてしまった。
なるほど。
ある程度高めの回転数になると、強制的に次のギアにシフトアップしてしまうため、上まで引っ張って伸びを楽しむことは出来ない。だが、中回転くらいで早め早めにパドルを使って切り替えていっても、結構痛快な加速をする。
トルコン6ATだが、必要充分な変速スピードだ。これだけ快速ならMTで運転したらさぞかし楽しいだろう。
スイフトスポーツやるな!
運転していてスポーツしてる感がある。以前乗ったカローラスポーツの425倍は運転する楽しさがある。
総評
非常に快適で通勤、買い物、週末のワインディングも楽しめる万能コンパクトカーである。もし自分で国産車を買うとしたら、このスイフトスポーツかスバルのWRX STIは真面目に購入候補に挙がる。
とっても良い出来で、お値段も高くない。むしろ最近の軽自動車よりも安い。
最近乗ったスズキはどれもコスパが高い。
こうしていろんな車を比べてみると、高いからいいという訳ではないことが、本当に良くわかる。