先日、軽井沢まで遊びに行った際にいたお昼寝中の柴犬。
犬の中で一番好きな犬種は柴犬。これは譲れない。
でも動物は全般で大好きだ。大型インコも好きで一時期本当に飼いたいと思ったが、クライスジークマフラーを装着した360モデナ並に声量が大きいため断念。セミもそうだが、よくあんな小さな体からあれだけの声量が出ると感心する。
さて今回は普段使う言葉のお話。
以前も忙しいと言わない、『~でいい』と言うのはやめよう、という記事を書いたが、普段言葉は意識せず使うことが多い。しかし、だからこそ、その中に自分自身の人生観や価値観、生き様等が簡単に現れてしまうのだ。
今回はいらないのか、買えないのかという話だ。
例えばこんな感じだ。(以下のやりとりはフィクション)
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目上の車好きの社長とのお話中であった。
それぞれ何の車が好きかという話になり、自分はめいっぱい背伸びをして中古のポルシェのケイマン(およそ300万円位)が欲しいと話した。すると、既に何台もお持ちの社長は
『ポルシェはいいよな。この前GT3(2000万円)乗ったけどすごく良かったぞ。GT3なんかもいいんじゃないか?』
そう言われて自分はこう答えた。
【GT3はいらないです。ケイマンがいいですね!】
この後に相手の表情が非常に険しくなった、という話である。
どこにその険しくなる分岐ポイントがあったか、お分かりだろうか。
勿論、乗っても無いのにGT3のことを否定したこともあるだろうが、実は一番の原因はそれではない。
【GT3はいらない】
といった事が良くなかったのだ。
つまり、社長に言わせると
今GT3をいらないと言ったな。では尋ねるが
『GT3がいる、つまり購入することが出来る』
という選択肢はあるのか?
という事なのである。
当然、背伸びして300万円位の車を検討している人にとって、2000万円クラスの車など買える訳が無い。(注意、ケイマンが悪いといっているわけではない。あくまで例え)
それなのに見栄を張って
『いらない』
なんて言うんじゃないよ。
正しい日本語を使いなさい。
【GT3は買えません】と。
まずは自分の立ち位置を知ることは、どんなスポーツでも職種でも大切だと思う。
自分自身はまず買えない立場であることを認め、だからこそ頑張りたい!買えるようになりたいんだと、さらに努力する。
そういう気持ちが大切なんだと思う。
たかだかそんな言葉尻、屁理屈かいって思うかもしれないけれど、俺はとっても大切なことだと思うのだよ。
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