今も昔もドイツ車は多くのメーカーの規範である。
結局のところ、ミニバンや軽自動車等の島国独自文化の奇異な乗り物以外はやはり『いかにドイツ車に近づけるか』という基準が暗黙の了解で存在するように見える。
ここ10年くらいで見ていてもドイツ車御三家(メルセデスベンツ、BMW、アウディ)が新しい要素を取り入れ数年後に国産車がその要素を取り入れ、その後軽自動車に降りていくような流れが見えるからだ。
以前所有していたエクストレイル。2008年式だったが、ヘッドライトは黄色いハロゲンライトで今見ると『ザ、昔の車』デザインだ。しかし、当時はみんなそんなもんだった。
それが2011年前後からLEDのアイラインが入るようになった。ドイツ車がこぞってアイラインを入れるようになった結果、ありとあらゆるメーカーがLEDのアイラインをいれ世の中で販売されるほとんどの車がそのようになった。
アイラインの形は様々だが、昼間でも強い光のヘッドライトで自社ブランドを主張する輸入車はカッコよく、遠くから見てアイラインがくっきりしているのは高級車だ、とそんな風潮だった。下記の画像は2011年のアウディA1。今見ても古さをあまり感じさせないデザインはすごい。
2019年の現在は新車販売されているほぼ全ての車がこのようなLEDアイライン仕様となっている。
2014年に流れるウィンカーが日本で解禁になった。その際もドイツ車をはじめ高級車から普及し、現在では軽自動車でも採用されるモデルがある。しかし、このウィンカーの流れ方にも色々ある。少ない数のLEDを枚数の少ないパラパラ漫画のように順番に点灯させるものもあれば、まるで一本の線のようにきれいに繋がるものもある。
この辺でも普段見ていて一番クオリティが高いのはアウディだと思う。Q2のものは残念クオリティが低いが、Q5やR8などはホントにキレイな流れ方をする。レクサスは流れるスピードが速すぎる。ハリアーのものはスピードもラインのキレイさも割と高品質。CHRやホンダの軽自動車は残念。
後はドイツ車系ライトの輝度が強い。バッテリーが強いせいか??アウディのブレーキランプ等めちゃ眩しいので、信号待ちでブレーキを踏まれると強烈な赤い光で目が眩む。
悪いけどブレーキ踏まないでくれ。
そしてLEDアイラインが高級車から軽自動車まで全車標準装備になった現在、また光物(鮨じゃないよ)を得意とするアウディが今度は一本ではない切れてるアイラインの車を続々出し始めた。以下のA7などはわかりやすい。
これはQ8。
↓こちらは新型A1。
俺の予想では今後多くの自動車メーカーがこのアウディの途切れ途切れのアイラインをパクリまくると予想している。
中国がパクリメーカーばかりだと言われているが、パクリに関しては日本も全く負けていない。
日本ではディーゼル車がありハイブリッド車がある。それぞれ人気だ。
しかし、ベンツなどは何年も前にディーゼルハイブリッドのSクラスを出している。やはり技術面でドイツ車は強い。世界中それに追従している感じだが、イタリア車だけは特別だ。唯一ブレーキもアクセルも効かなくても許される国だ。
今後も規範となり続けていくのはドイツ車メーカーで間違いないだろう。
文中の画像はレスポンスより。