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【新型】BMW S1000RR 2019 レビュー。

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教習所のバイクに使える。

 

元旧型S1000RRオーナーとして気になって仕方がない新型S1000RR。

あのバカ面が好きだったけれど、新型は誰がどの角度から見てもかっこいい正統派になった。車のヘッドライトと同様LEDでアイライン引かれたオメメは完璧にかっこいいが、事前情報なしでこれをポンと出されても絶対S1000RRの新型車だとわからん。

 

 

 

今は7月なので連日の雨も相まって暑い暑い。

バイク乗るときは長袖長ズボン、革靴にフルフェイスなので33度かつ高湿度の日は勇気がいる。汗だくになって気持ち悪いけれど、それをしてでも乗りたくなるのがバイクなんだよね。
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さてここで新型S1000RRのスペックを見てみよう。

 

ボディーサイズ:全長×全幅×全高=2073×1151×846mm
ホイールベース:1441mm
シート高:824mm
重量:193.5kg
エンジン:999cc 水冷4ストローク直列2気筒DOHC 4バルブ
最高出力:207ps(152kW)/13500rpm
最大トルク:113Nm(11.5kgm)/11000rpm
トランスミッション:6段MT
燃費:6約15.6km/リッター、WMTCモード
価格:278万7000円

 

車重193.5kgで207馬力ってとんでもないスペック。

車の馬力から見ると『たった207馬力か』って思うかもしれないけれど、とんでもない!1t当たりのパワーに換算すれば車重約1000kgの車に1035馬力のエンジンと同じことだからね。

乗ってないけど速すぎるのは確か。
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素直にかっこいい。
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MパッケージなのでMの刺繍が入る。Mになってもエンジンパワーは変わらずホイールがカーボンになったりとか。
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アイデンティティでもあったサメのエラ状のフィンはだいぶ存在感が薄くなった。
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さて動かしてみる。

エンジン始動時からアイドリングの音は前型と同じS1000RRサウンドだ。以前よりも足つきが悪くなった気がする。慎重172センチで片足ならべったり、両足はつま先ツンツン状態。まぁでも特に問題なし。

 

ハンドルが手前に来ているような気がする。

巡航時、上半身が結構起きる。つまり手首の負担が少なく楽。ツーリング1000kmくらい行けるだろうw

半分は冗談だが半分は本気だ。2013年モデルのS1000RRでも日帰り400kmのツーリングでもどうってことはない。俺にはハーレーのロードキングの方が400kmツーリングは辛かった。

やっぱり、手足のように動くレスポンスのいい乗り物だとストレスが少ない。

また楽しいと疲れも少ない。

嫌いな上司と新幹線で行く出張と、好きな女の子と行く鈍行列車の旅の違いみたいなものだ。

 

クイックシフターもスムーズすぎるくらいスムーズ。

シフトアップごとに『カチッ、カチッ』ていう感じの精度の高いチェンジをする。クラッチ操作なしでシフトチェンジできるわけだが、それが楽しさをスポイルせずむしろ楽しさに繋がっているのだ。

車はマニュアルがいいと思うがバイクはクイックシフター付きが良い。

途切れなくDCTのようにスパンスパンとシフトが切り替わっていく感じがたまらなく気持ちいい。

 

 

ここで開けた道でアクセルを大きく開けてみる。

相変わらずの無敵の速さ。そして怖さがない。走行モードはレインモードで多少雨がパラついていたが、充分な速さである。

バイクもビシッと安定してスピードを出しても怖くない。ブレーキも良く効くし、握った分だけ効く感じなのでとても使いやすい。

 

信号待ちではSS特有の太もも灼熱地獄が待っているが、これはこのバイクに限った話ではないので問題なし。

 

気になったことといえば、純正でのエグゾーストノートが前モデルよりも悪くなった。

高回転時はヌケの悪い音だ。以前の音は、高回転にすると官能的な音が出ていたのでサイレンサーのせいなのかもしれない。

 

いずれにしても、このバイクはメチャクチャ乗りやすくて速くてかっこいい!

教習車として教習所で使ってもいいくらいの癖の無さだ。

 

BMWは最近、車よりもバイクの方が輝いてる気がするぞ。

 

イタリア車の未完成を楽しむのり味と違い、工業製品として完成されている。

バイク版ポルシェのような素晴らしい完成度。
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