かんぽ生命、不利益販売疑い。再契約で保険料上昇も、、、に言わせて。
別にこんなこと特段珍しいことではないし、誤解を恐れずにいえば業界全体みんなやっている。気になるのはどうしていまさらこんな事が、かんぽ生命だけ血祭りに上げられているのかってことくらい。
誰か(同業者含む)にやられたのかな??
保険は物がない商品だ。
だから当然、目に見える商品とは違った注意が必要。保険業で生活してる俺が言うのだから間違いないぞ。
ここで3つ、保険の検討時に注意することを挙げてみよう。
①パンフレットの小さい文字を見逃さない!
保険はどんな時に出るかよりも【どんな時はでないか】
の方が100倍大事である。特に生命保険系。
つまりパンフレットのこんな場合に出ます!充実の補償!とデカデカ書いてある文字ではなく、端っこにお情け程度に小さく記載してある『保険金をお支払いできない場合』の方が大事なのだ。
大きな文字は流し読みでよいが、保険金がお支払いされない場合は熟読する必要がある。ここでミスすると後で『不払いにあった!!』なんてことになる。
不払いになるかどうかは概ね契約時に決まっている。なぜならはじめから、それについては払わないと謳っているからだ。
それらは保険金をお支払いできない場合欄等に、小さく記載してあることがほとんど。ただし〇〇の場合はお支払いできません、と。
必ずチェックしよう。
②特約追加時、保険料の上昇幅に注意する。
特約を追加した時、保険料の上昇が大きいものほど契約者に支払われている可能性が高い。
という事を知っておくと良い。
一般的に自動車保険で車両の補償に入ると高い、というイメージはあると思う。
車両補償なしの保険料を1とした場合、車対車1.5倍、一般条件(オールリスク)2倍といった感じだが、やはり多くの車は事故を起こす。
本人に責任があるなし関係なく、これだけ多くの自動車が走っていれば事故は起きてしまうのだ。それなので、車両補償を入れると保険料が大幅に上がる。若い人ほど上昇幅が顕著だ。
それは若者の事故が多いことが事実としてあるためだ。
これを逆手にとって見てみると、ある特約をつけるかどうか迷った時に【その特約をつけると保険料がどのくらい上がるかを見る】事により、過去にその特約からどのくらい保険金が支払われているかの目安になることがある。
・主となる保険料の金額に比べてわずかしか保険料は上昇しない
→過去に保険金を支払った回数(金額含む)が少ない可能性がある特約
・主となる保険料金額に比べて大きく支払い保険料が増加する
→過去に保険金を支払った回数(金額含む)が多い可能性がある特約
このようにして見て、特約をつけるかどうか参考にしてみると良い。
③信頼できる担当者を探す
ある意味これが一番難しいかも。
そうはいってもなかなか保険を勉強する時間もないし面倒。そういう時には信頼できる担当に任せてみるのも手だ。
その道に精通しているので詳しいが、いい保険を提案してくれるかはわからない。答えは人それぞれ違うので、自分の考えや金銭感覚に近い担当を探すのも方法である。
保険には二種類のいい保険がある。
保険会社にとって良い保険と契約者にとって良い保険。
多くはないが契約者にとって良い保険も確かにある。
それぞれのメリットデメリットを説明してくれて、親身になっている人と出会えたら大切にしたほうが良い。