イメージ通り100%のメルセデスベンツ。
さて、ドイツ御三家でもなかなか関わる機会がなかったメルセデスベンツ。
モデルチェンジしてから後姿に惚れ、気になっていた新型CLSに試乗する。
CLS自体乗るのが初めてなので、モデルチェンジ前とどう変わったかはわからない。
正面はアウディ顔になり、後姿の何とも愛らしい(かわいい)テールライトが最高に魅力的。ジープのレネゲードやダッジのチャンレンジャーに通じるかわいいオメメのテールライトだ。これが好きではない人は絶対ダメだろうw
お値段も本体価格で約800万円もするのでさすがに内外装は立派。
高級感がばっちりである。
サイドはプレスラインがない魚みたいなデザイン。俺はアウディの折り紙のようなプレスラインがついている方が好きだ。
スペックは以下の通り。
メルセデス・ベンツCLS220dスポーツ
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=5000×1895×1430mm
ホイールベース:2940mm
車重:1860kg
駆動方式:FR
エンジン:2リッター直4 DOHC 16バルブ ディーゼル ターボ
トランスミッション:9段AT
最高出力:194ps(143kW)/3800rpm
最大トルク:400Nm(40.8kgm)/1600-2800rpm
タイヤ:(前)245/40R19 98Y(後)275/35R19 100Y (ダンロップSPORT MAXX RT2)
燃費:18.6km/リッター(JC08モード)
価格:799万円
長さは5メートルもあり存在感は抜群。塗装も綺麗で高級車感はばっちりである。
後姿のこのまぶたが閉じかけているの様なライトが最高にかわいい。
メーターはデジタル。
エアコンの中まで光るアンビエントライト。
こういうところにベンツっぽさを感じるw
シートもすわり心地がよく何も問題なし。左足の置き場があるんだか、ないんだかって感じでちょっと違和感あるけど、これもほぼ問題なし。
後ろの席は広々。
さて動かしてみましょ。
エンジンをかけるとアイドリング時はディーゼル車的な、わずかな振動を感じるが動き出すと全然気にならない。外音は盛大にディーゼル車だ。ただし中に音は入ってこない。
浸透してきたとはいえ、このディーゼルサウンドは個人的にトラック等の商用車のイメージが強く、高級車としては品位がある音とはとても思えない。
高いか安いかで言えば完全に安っぽい音だと思う。(CLSのみならずディーゼルエンジンサウンド全般)
しかし、視界が良く車内は静かで乗り心地も良い。
燃費もリッター10を下回ることはないそう。
直線で道が開けたのでスポーツモードでアクセルを踏み込んでみた。
、、、。
相当遅い。
以前乗っていた2500ccのエクストレイル、4気筒、NA170ps、トルク23.5kgmの方が明らかに速い。
向こうは車重がCLSより軽いのでそれもあると思うが、1000万円近いベンツの高級車がエクストレイルよりも遅いのは切ない。
ディーゼルなので当然レッドゾーンも5000回転ほど。
踏み込まなければ普通の車だがアクセルを底まで踏み込めば、、、。
やっぱり普通の車である。
エンジン音も良くない。
しかし、車内は高級車に乗っているぞ、という気分になるし静かで快適。アンビエントライトもちょっと成金っぽいが、自動車の(メーカーの)イメージには合っていると思う。
総評としてはこのメルセデスベンツのCLSのスタイリングや車が好きで、ディーゼルに関心があり、一切飛ばさない人に向いていると思う。
高速道路ではエクストレイルに抜かれてしまうが、そんなことは気にしない紳士淑女の乗り物である。
ある程度速さも正義と思っている人は絶対に辞めた方がよい。
あとは、この後姿に惚れた人にもおすすめ。