のぶろぐ13。

重症な車バカの道楽ライフ

BMW i8 ロードスター 2019 レビュー。

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21世紀のデロリアン

 

見た目は文句なしにかっこいい(リアは可愛い寄り)。

内燃機関から発生するサウンドこそがスーパーカーの醍醐味と豪語するワタクシ、全く興味がないモデルでございました。

何せ3気筒エンジンの1500cc、プラグインハイブリッドとな。

脳内が原始時代で止まっているので聞き慣れない『ぷらぐいん、、、。』なんて単語もあるし、3気筒も1500ccも興味がそそられることがまずない数値である。バイクなら話は別だが。

 

しかし、車に限らず新しいことに挑戦すると必ず周りからアンチが出る。

そしてその外野のアンチ勢は、散々否定してボロクソに言ったそれらの挑戦がうまく行くと、何事もなく便乗し自分達も恩恵に預かるものである。俺はそうはなりたくはない。

 

勿論漢として譲れないことも、どうしても好きになれないものもある。(例えばF1のV6掃除機サウンド)

だが、BMWはこれだけたくさんの楽しいMモデルを出しているメーカーである。バイクだって素晴らしい。ここは一つ、BMWの提案する一つの未来を体験してみたい。
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先だって発売されたi8のロードスターバージョンである。

スペックは以下の通り。

 

●全長×全幅×全高=4690×1940×1290mm
ホイールベース=2800mm
●車両重量=1650kg
●パワートレーン=直3DOHCターボ+モーター
●エンジン排気量=1498cc
●エンジン最高出力=231ps/5800rpm
●エンジン最大トルク=320Nm/3700rpm
●モーター最高出力=142.8ps/4300rpm
●モーター最大トルク=250Nm/100-4100rpm
トランスミッション=6速AT
●駆動方式=4WD
●車両価格=2231万円

 

このプラグインハイブリッド特有の『モーター最高出力』というのが、まだ自分の中でどれだけ体感速度に影響してくるのか想像しづらい。

従来の数値のみで300馬力のトルク30kgm、車重が1500kgなどと言われればおおよそどの位の加速をするかは想像できるものである。

 

 

Aピラーの後端とシートのクリアランスが広くないので、ギャラリーにかっこいいところを見せようとピラーに対する意識を忘れると後端で顔面強打しそうw
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さて、シートに座ると意外と目線が高いことに驚き。

乗り降りはしづらいけれど、座っている限り普通のセダンの目線。もちろんオープンということもあるが、それにしても視界が良い。後方にあるトランクも”多少”荷物をコンパクトにまとめれば充分な広さ。
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未来的な外見とは裏腹に内装は意外と普通。

特別目新しいものはないし、今までBMWに乗っている人であれば何も問題なく操作できる。
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さて、お待ちかね。

いよいよ路上に繰り出してみる。

まずは通常のドライブモードで動かす。下から力がありスイスイと走る。実際そこまでは軽くないのだが、すごく軽い感じがする。車線変更や発進停止、全ての動作が軽い。よって一切ストレスなし。

まぁMモデルでも街乗りで苦になるような事はないので、i8ロードスターが街乗り楽々でもそんなに驚かないよ。

 

ただし、交差点での注目度はMの比ではない。小さな子どもが指を差していたり、信号待ちでスマホを操作している歩行者も、i8ロードスターが動き出すとこちらを見つめている。

派手な見た目とは裏腹に無音で発進していくのだがw

これがフェラーリなんかだと『ちょっと2速で上まで引っ張ってみるか!』となるのだけど、そうならない状況に運転してる本人が一番違和感を感じてる。

 

ホントに快適な車だな。

スーパーカーの快適性を阻害する要因のひとつに『視界の悪さ』がある。

見えない。

見えづらいのではなく、物理的にどうやっても見えない。

そうなると、事故率も上がるし、事故を起こさないためにも他車の5300倍は運転に気を使う。それが疲れる。

i8には視界の悪さも乗り心地の悪さも音疲れもない。

 

しかし、スーパーカーには速さが必要だ。快適さは十二分に伝わったのでスポーツモードに入れてみた。
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スポーツモードに入れるとメーターが赤くなり、音が大きくなる。Mっぽいサウンドだ。そしてパドルシフトを操作して加速すると結構な音量で直6サウンド(V8サウンドっぽくはなかった気がするが、ブログ執筆時点ではサウンドの印象以外忘れていて詳細不明)が鳴り響き一気に楽しくなる。

 

低いギアからスタートし、アクセルを底まで踏んでみたが速さの印象は『軽快』に速い。

恐怖を感じる速さではなく『おぉ~、スポーツカーは気持ちええのぅ~』という感じの加速力だ。上には軽快に速いと書いたが、速いか遅いかの話で答えれば『やや遅い』。

 

現行の300psの718ケイマンやボクスターほど速くはなく、その前の6気筒NAの素の981ケイマン、ボクスター(270ps前後)の加速力と同等という印象。

 

しかし、この内外に響くサウンドはエンジンからではなくスピーカーからである。

俺みたいな原始時代の人間には2000万円以上もするのに排気音がスピーカーのサウンドというのはとんでもなくガッカリするが、アクセル開度に合わせてサウンドが高鳴っていく感じに特段違和感は感じなかった。

 

ようするに、スピーカーの存在やエンジンの事前情報がなければ擬似サウンドであることは気づかないようなレベルに仕上げられている。

 

現状2000万円クラスの車を買う選択に迫られればi8は選択肢には入ってこない。

しかし、今後増えていくであろう未来のスーパーカーはそこまで悲観することもない出来に仕上がっていた。

 

i8ロードスターは笑顔で運転できた想像以上に素敵な車だった。