最近ずーっと気になっていたM4コンペティション(右ハンドル、DCT)試乗行ってきた。
ただし、試乗当日Dラーに向かう間もパトカー、白バイを何台か、また営業さんからも本日取り締まりがものすごく多いので細心の注意を、、、ということでせっかくのBMWのMモデルだけど、力の片鱗を見ることすら叶わない大変消化不良な試乗でした(泣)
なのでタイトル的には『BMW M4コンペティションを60km以下で市街地ドライブしてみた』みたいなのがふさわしそうなインプレですw
まぁ実際ワインディングが、サーキットが、、、と言っても一番走る機会が多いのは一般道(自分の場合ね)。法定速度で走ったM4、一般道で使う限りどうなのかという割り切りインプレで行こうじゃないか。
というわけであらかじめ電話予約したDラーに到着です。綺麗なショールーム内には同じ顔の車が並びますw
お、M5。アウディもそうなんだけどドギツイ顔(だけ)の国産車と違い、この高価格&高出力を周りに主張しないおとなしい雰囲気が大好きなのです。
好きな人がみればMだけど、興味ない人が見ればただのBMW。地味だけど実はめっちゃ速い。そういう良さがわかるようになったのも一度フェラーリを経験したからだと思う。
そしてM4コンペティション。ここからは上述の通り残念な状況ではあるけれど、限定的な状況での走行インプレを。
【走行性能】
走り出して気になったことが2つ。
DCTでも擬似クリープがあるAudiと違いM4はクリープなし。どのくらい踏んだら動くかまだ未知なので前に進む事よりバック時が怖いwでも数十分の試乗で慣れるレベル。
そして一番驚いたのは『ハンドル重!!』
パワステのついている車でこんなにハンドルが重い車は初めてじゃ、と思うくらいのどっしりとしたハンドルで指一本で軽々回すとかは難しそう。(そもそもしないが)
でもスピード出す車として考えればこれはフラフラしなくて良さそう!
予想すらしていなかったハンドルの重さにビビるも5分乗ったら慣れた。
実際乗ってみると車高が高く、死角もないので良く出来た普通の高性能車という感じ。スポーツでない街乗りモードならちょっとコツコツ(ゴツゴツではない)はするけど、そこまで足も硬くならず音も静かでドライブデートも問題なし。
スポーツモードに切り替えるとサウンドが少し勇ましくなり乗り味が『ゴツゴツ』になる。しかし、これも耐えられないほどではないのでこのモードのままドライブも全然問題なし。
本当はここから踏み込んで真価を確かめたかったがそれは叶わず。
【乗り心地】
スポーツモードではないモード、(コンフォートモード?)で走れば全く問題なし。スポーツに入れても許容範囲。コンペティションでもやはり乗り心地を捨てていないのはBMWのラグジュアリーカーの要素かな!
【燃費】
試乗車の為不明。
【積載性】
トランクも広いしトランクスルーにもなる。普段は後席も荷物が置けるし積載性では何も困ることはないでしょ。
【不満な点】
ヘッドライトはシャープでかっこいいのにテールライトがボッテリしていてカッコよくない。後は昔の軽トラみたいな内側ドアロックのボタン。(レバー)
ハンドル一体式のパドルも個人的に好きではない。
インテリアは男の仕事場感有り。サイドブレーキが電子式でないのも車の性格的にGood。
シートはふかふかですわり心地もよく長時間でも疲れなさそう。後席に座ってみたけれど身長172cmの自分では髪が天井にかするけれどAudiのTTの後席乗った時みたいな事にはならないので、それ以上の長身でなければほとんど苦はなく長距離もこなせると思う。乗り降りだけはちょっと我慢。
【総評】
本気は微塵も見ていないのでいちごのないショートケーキを食べた気分だが、それにしてもしっかりと車が作られていることはわかった。
街乗りのみをした印象としては『ドッシリしている』という感じ。
軽快な印象はなく、アクセルを踏み込むと重厚な感じで前に進んで行く、、、そんな感じ。スポーツカーというより大人のハイパワーGTという感じだった。(繰り返しになるが街乗りのみでの評価)
相変わらず気になる車には違いないので折を見てエンジンの力の片鱗を見てみたい。