(画像はautocarより)
過去にも5回ほどいろんな年式で乗ったことがあるマセラティ、グランツーリズモSの2018年モデルに試乗させてもらったので感想を。主に過去所有のFerrai360と比較。
【走行性能】
前年式の4.7でも低回転時のトルクがないのは気になっていたけれど、18年モデルはいくらか改善させている気がするがやはり図太い低速トルクとは無縁な感じ。(ストレートに言うと細い)
これは低回転からもりもりパワーを発揮する昨今のターボ搭載車両に慣れてしまってそう思ってしまうのかもしれない。
しかし、高速道路である程度の速度にのってしまえば不足のないまさに快適なクルージングが可能になる。エアコンをかけて静かな車内で同席者と会話をしながら高速クルージングするのがとても似合う車だと思う。
【乗り心地】
快適。まったく不満なし。
広くはないけれど後部席はほんとに使えそう!
【燃費】
試乗のため不明。
【積載性】
試乗のため割愛。(個人的に積載量は気にしない)
【故障経験】
なし。
【満足している点】
自分にとってマセラティの象徴的な車。
とてもいいデザインだと思うし、リアのデザインは大好きな笑うセールスマンこと喪黒福造の目に似ているのでなおさら好きですw
純正マフラーとしてみればとても良い音。スポーツモードを押して上まで引っ張るととてもいい音がします。
【不満な点】
自分にとってこの車は難しい存在。
いいなと思う反面、確固たる『すごく好きなところ』がない車である。
乗って興奮するほど速い車ではない、ラグジュアリーさや快適性はドイツ車の方が上を行ってると思う。見た目が最高に好きというわけでもない。
それではV8NAサウンドはどうか、と考えたとき確かにいい音ではあるがやはりFerrariの360などと比べると全然かなわないと思う。
【総評】
いわゆる速さ、スポーツ性、派手さといった要素は全てFerrariの範疇と考えた場合、近縁関係にあるマセラティの魅力は不足ない速さとラグジュアリー、そして孤高のイタリア車による静かな色気と考える。
そうしたときにこの車は100%その道を突き進んでいるように見える。
しかし、不満点でも述べたように自分にとってこの車はとても難しい。
なぜ難しいかというとすごく好きだから。
とっても気になる、とーっても気になって近寄るんだけど、そうするとうーん、、、っていうところがいっぱいある。でも、また翌日には気になる、そんな感じw
文章打ち込みながら、俺って人ではなくて車に恋愛感情持ってるから女性にもてないんだなってすごく納得できましたw
車に対しての感じ方は人それぞれなので俺はそう思うってことで。