0-100km/h3.0秒。
540や570によく似た(全般に似ているが)ハイブリッドスーパーカーである。今後、純ガソリン車は厳しくなっていく一方、ハイブリッドやターボの搭載が半ば義務になっていくだろうスーパーカー業界。
ガソリンを燃やして走る時代は確実に終焉に向かっている。
スーパーカー市場と高級時計市場は似ている
こっちは納豆の値段が上がっただけでひいひい言って生きているのに、スーパーカーの世界はやれ数千万円だ、数億円だとまるで別の世界の話の様である。
勿論そのような重要があるからこそ存在するビジネス。
”人々に夢を与える仕事だ”と言ったところで、車が売れなければ商売にならないからね。
先日、機械式高級時計の新作が多くのブランドから発表された。
魅力的な時計も多くある一方、雲上時計やそれに近い立ち位置の時計になると、もはや一般人には入手不可。
新作が発表されても、その新作時計は店舗に並ぶことは無いし、予約すらも出来ないと言う。
じゃあなんで発表したの?
と思うだろう。
既にそれら高級時計を買い続けているVIPな常連さんの手に渡って、終わりになってしまうのがほとんどなようだ。
方法はいろいろあるが、基本的にブランドの強さの1つに”希少性”がある。
販売数を絞ることによって”限られた人しか手にすることができない希少性"をブランドの強さにしているところがある。
車の世界も高級時計の世界と同じで、新型や限定車が発表されたときには既に完売済がほとんど。
きっと、超高級時計のオーナー=スーパーカーのオーナーで間違いないだろう。
マクラーレンの新型スーパーカー
さて、こんなコロナ禍ではあるが、マクラーレンの新型のハイブリッドスーパーカーが発表された。
デザインは540や570によく似た雰囲気だ。
マクラーレン全般に言えるが(ポルシェも)、全車ほんとに良く似ているのでパッと見もじっと見も車種がわかりづらい。
エンジンはV6ターボになり、ハイブリッドシステムが組み合わされる。
多気筒ガソリンエンジン崇拝者としては何ともガッカリなエンジンだが、時代の流れなので仕方あるまい。
スペックの概要は以下の通りだ。
アルトゥーラは、全く新しいマクラーレン・カーボン・ライトウェイト・アーキテクチャーを採用して、車両重量(DIN)はクラス最軽量の1498kg。
縦置きミッドシップ後輪駆動となるパワートレーンは、新エンジンとモーター、高エネルギー密度バッテリーパックで構成され、総電力量7.4kWhのバッテリーにより、電気のみで30kmの航続距離を実現する。
ハイブリッドシステムは、最高出力585PS(577bhp)、最大トルク585Nmを発生するV型6気筒 3.0リッターツインターボガソリンエンジンと、最高出力95PS、最大トルク225Nmを発生するモーターを組み合わせ、システム全体で最高出力680PS(671bhp)、最大トルク720Nm(530lb ft)を発生。パフォーマンスでは0-100km/h(0-62mph)加速3.0秒を実現する。
参考 写真
マクラーレン、新型ハイブリッドスーパーカー「アルトゥーラ」日本初公開 日本価格2965万円より
Car Watch
よりエッジが効いたデザインでカッコイイ。
1999年に発表されたフェラーリの360モデナはV8NAで1758万円~だった。
それから比べると今では約2倍になっている。
様々な装備やシステムが奢られての事ではあるものの、今では軽自動車も200万円越えが当たり前の世の中。
納豆民には厳しい世の中が来てるなぁとしみじみ感じるのである。